白雪姫プロジェクト「奇跡が奇跡でなくなる日に向かって」講演会:その2と柴田先生&たけちゃん講演会

國學院大學の柴田先生の周りには、障害で言葉が発せられなかったり、うまく言葉で表現できない人がたくさん集まっています。みなさん、自分の言葉を柴田先生や筆談などで言葉を引き出してもらい、話し合っているのです。
柴田先生が主催されている”きんこんの会”での風景です。
とても、生き生きとした表情で楽しそうです。
柴田先生も最初は誰もが言葉を持っているとは思っていなかったそうです。特に重度障害の人に言葉があるとは考えてもいなかったそうです。
でも、かんなさんという女の子と出会って、柴田先生が作成されたワープロとスイッチで言葉を綴る装置で
かんなさんが自ら言葉を入れた時はすごい衝撃だったそうです。
かんなさんが文章を綴る力を持っていることは疑いようもなく、そして、何より驚いたのは、その最初の言葉が
「かんなかあさんがすき めいわくばかり」
その言葉に、お母さんへの愛情と、思いやる気持ちだったことに心を揺さぶられたということでした。

先生は、これまでに障害があると言われる人と接してきて、全員言葉を持っている、思いを持っていることに気づいていったそうです。

そして、今、きんこんの会や各地講演会などで、聴力のない人に手話があるように
言葉をうまく話せない人に、指談、筆談という方法があることを広めていったり、一緒に勉強したりしていこうという輪が広がっています。

指談の練習方法
・右の人が左の人の人差し指を親指と人差し指でそっとささえる
・左の人の指先を右側の人がもう一方の自分の人差し指にそっとあてる
・○と×の書き方
・数字を書いてみる


岡山では、たけちゃんや懇親会の時に一緒のテーブルにいた人の指を借りて練習させてもらいました。
人によって○の書き方が、時計回りであったり、時計と反対周りだったりするので予め約束して、○は時計まわりだよとか決めたらいいのかなと思いました。×はどちらかの線だけを書いてもらうだけにしておくそうです。全部書くと○と紛らわしいようです。
慣れたら、今度は数字を書いてもらって練習しました。書くといっても、身体は力を抜いて書いてるイメージをさせているだけなのです。それだけなのに、筋肉が反応してわかるのです。


柴田先生のハンドスキャンは、相当な練習というか年月が必要と思われますが、できる方が増えれば、もっとそういう人たちが話せる場が増えていけるのになと思います。
先生は、もう慣れてしまっているので、パソコンの変換機能のように何文字かでこれかな?と何パターンも文字の候補があがってくるようです。
何でも慣れるってそういうことですね。


そして、今日、柴田先生とたけちゃんの講演会が神奈川県相模原市の橋本で開催されました。
たけちゃんが急遽、入院ということになりましたが、たけちゃんを助けたいと
滋賀県からレノアちゃんという女の子が来てくれました。表情がとても明るい可愛らしい女の子です。
レノアちゃんの言葉をレノアちゃんのお兄ちゃんも体当たり白雪姫の優さんも指談で聞くことができてみんなに聞かせてくれました。

優さんの息子さん、良平くんは何回も乗り越えたけれど、白血病で先にあちらの世界に行かれています。
優さんは、療養中に脳症になってしまい話ができなくなった良平くんの言葉をずっと聞きたいと思っていたのです。
だから、誰よりも、言葉を聞きたいというご家族に対して、遠くでもどこでも行ってそのお手伝いをされています。
だって、言葉を発することができない障害をもっているご家族や大切な人がいる方は、みんな言葉を聞きたいと思っているのですから。誰よりも優さんは知っているのです。

それから、柴田先生の町田のお仲間が歌った歌にも、そのままの気持ちが詩にあらわれていて
涙が溢れました。思いを持っているのに伝えられないもどかしさや、差別などの理不尽な扱いなどが歌になっていて、切なくなってしまいます。
まだ、世界中に伝えることを知らない人たちが多くいます。思いがあるのに伝えられなくて、
それなのに、周りの声が聞こえて勝手な判断をされていることに反論もできなくて・・・
みんなそれぞれ違って当たり前だという世の中には、まだまだなのです。
だれだって、違っていいのに・・・
視力が悪かったり、耳が聞こえにくかったり、足が極端に遅かったり、音痴だったり、匂いがわからなかったり、味覚がなかったり、見た目が普通なら気づかない小さな障害は誰でも持っているのに、
見た目でかわいそうだとか、不幸だとか勝手に決めつけている。

かんなさんが初めて綴った言葉は、「かんなかあさんがすき」だったんです。幸せだから言える言葉。
私は、そういう人ほど誰よりも愛情をもらっているような気がします。

今日、来れなかった、たけちゃんもそうです。いつもご家族一緒で、たけちゃんはいつも幸せそうです。
たけちゃんの詩です

・くるしいときほど みんながそばにいることをわすれないよ
 いつだって ぼくはひとりじゃない


・めがさめて さいしょにおもうのは かんしゃのこころ 
 いつもありがとう


・にっぽんじゅうにえがおをふりまきたい






柴田先生の研究や活動を知らない人がいないくらいに広められたら、偏見がなくなるのかもしれません。
多くの人に届きますように。

みんなが優しい気持ちでいられますように。



★岡山の二日間、多くの人の優しさ、思いに触れました。有難うございました。

★きらきら✩たねまきの会のみなさん、暖かな会をありがとうございました。
 講演会のホールには、手芸部の庸子ちゃんの作品や、大翔君、ゆうきくんの作品、折バラ、もよこさんが冊子に したお星様のポストなどがあり、みんなの思いが伝わるようなかわいい作品に囲まれていて、みなさんの優しい 気持ちがつたわっていました。







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プロフィール

横浜かっこ と ロサンゼルスぴろ と 浜松たーこ

Author:横浜かっこ と ロサンゼルスぴろ と 浜松たーこ
和子(かっこ)・・横浜市在住 弘子(ぴろ)・・California在住
直(たーこ)・・浜松市在住
石川県金沢市出身の姉妹・従兄同士の3人です。
すぐには会えない距離に3人はいますが、ブログを通じて
同じ思いのもとに何かがしたいと思えたこと不思議だなあと感じます。
見えない何かがあるのだなあと感じます。
本等を通して、誰かの大切な人のために、お手伝いができたらなと思っています。

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